
こんにちは、あぷけんです。
Macの調子が悪い時や動作が重くなってしまった時にできることというのはいろいろありますが、「セーフブート」を使えばいとも簡単にそんな問題をほとんどの場合で解決してくれちゃいます。私もmacOSをSierraにアップデートしてからしばらくはなんともなかったのですが、ある日なんだか調子が悪いなと思った時、ディスクの整理と今回ご紹介するセーフブートを試したら簡単に治ってしまいました!
Macを使っている方ならセーフブートのことは聞いたことがあるのではないでしょうか?だけどいまいちよくわからない、そんな方に今回は手軽に試せるセーフブートがどんなものなのか、そしてどういった効果があるのかを解説していきたいと思います!
Macでのセーフブートとは?一体どんな効果があるのか?
Macでのセーフブートとは一体なんなのでしょうか?セーフブートとは、Macをある方法で起動することを指し、それを行うことでこのような効果が期待できます。
- ディスクの検証
- ディレクトリ関係の問題を修復
- カーネルキャッシュなどのシステムキャッシュの削除
Macの動作が重くなってしまった時、特に有効になるのが3つ目のシステムキャッシュの削除。当然ですが、Macを使っているとキャッシュが溜まってしまいます。セーフブートに始まるメンテナンスなどを長い間行なっていないと、どんどん溜まってしまい、必然と動作も重くなってしまいます。そこでセーフブートを使って削除してあげることで、多くの場合で動作が再び軽快になるというわけですね。
簡単!セーフブートのやり方
では早速セーフブートをやっていきましょう。
- まずMacをシャットダウン、つまりシステム終了させます。セーフブートはMacを特殊な方法で起動すること自体を指すので、起動するにはまず電源を切りましょう。
- 次にMacの電源ボタンを押して起動させます。「ジャーン」といった起動音が聞こえたと同時にMacのキーボードの「Shift」キーを長押ししましょう。これでセーフブートがかかります。
- 画面上にリンゴマークが表示されたらShiftキーからは指を離しても大丈夫。
- Macが起動したらセーフブートは完了。ちゃんとできているか確認するにはログインして、「このMacについて」をクリック。
- 「システムレポート」をクリック。
- 「ソフトウェア」をクリックし、起動モードが「セーフ」になっていればちゃんとセーフブートができています。
これだけでセーフブートができてしまいます。2~3分で終わるので手軽にできますね。
ちなみにこの時点で先ほど説明した3つの効果はすでに反映されているので、これ以上は何もすることはありません。このままMacを終了させて今度は普通の方法でMacを起動すればMacの挙動が良くなっているはず。
セーフブートを普段使いとしてできないの?
セーフブート状態のままMacを使用してもいいのですが、セーフブート状態のMacは必要なカーネル機能拡張だけを読み込み、ユーザーが追加でインストールしたフォントや起動項目とログイン項目が無効化されるので以下のような機能が使用できなくなります。
- DVD プレーヤーを使った動画の再生
- iMovieなどのビデオ系アプリを使ったビデオの録画
- 一部のオーディオ入出力デバイスが動作しない
- 一部の USB、FireWire、Thunderbolt デバイスが動作しない
- 使用しているMac、macOSによってはWi-Fi ネットワークが使用できない
- OS X v10.5以降では高速グラフィックスも無効され、画面がおかしくなる場合がある
よってセーフブートを普段使いとしてやるのはお勧めできません。
まとめ
そんなわけで手軽にできるMacのメンテナンス「セーフブート」について説明していきましたが、他にも「ディスク検証」や「高速化アプリ」などいろいろなメンテナンスがあるので今後もこういったメンテナンスをご紹介していこうと思います。
Macの挙動が悪かったり重いなと感じた方は是非やってみてくださいね。
また次回。
LEAVE A REPLY